
待望の出産
母となった私は
産院で主人の転勤を知ることになりました。
その後生後1ヶ月の娘とともに
札幌を離れて住んだことがない
私のワンオペ育児生活が
スタートしました。
3ヶ月頃になると
人と関わることを求めて子育て
サロンへも足を運びましたが
会話がはずんだときも
たった1時間半程度の交流です。
午後からはずっと誰かと話すことは
ありません。
我が子は大切な存在でしたが
気づいたときには
娘を見つめるときだけ
作り笑い
1日のほとんどは
家事と娘のお世話を淡々とこなし
ときが過ぎていました



夜泣きが始まる
頻回覚醒の日々
孤独のなかにも幸せを感じていた、生後7ヶ月のとき、娘が夜泣きを始めました。
少しでも泣き声が聞こえると夫を起こしてしまうと申し訳ないという気持ちと
娘が心配な気持ちもあり
すぐに反応をして抱っこをし、それでも泣き止まないときには授乳をしていました。
そんな生活を続けていると
娘が8ヶ月になる頃には、
朝4時から15分ごとに
覚醒するようになったのです。
眠るために苦渋の決断
私はネット情報を読みあさりました。
「夜泣き・何故泣く」などとともに
「育児ノイローゼ・産後鬱」などの
キーワードも毎日のように検索を始めました。
しかし、これといって確かな情報といえるものに出会うことはなく最終的に出した答えは「断乳」しかない、という結論でした。

断乳しかない

断乳をした娘は眠るようになりました
断乳により行動範囲が増えて食事量も増え
夜も朝まで眠るようになりました。
しかし、子育てのためだけに生きていたあの頃
たった1つの後悔、それは「断乳しかない」と判断したことです。
誰かに頼ることなく
自らの判断だけで得た情報は
「赤ちゃんを別室で一人にして行うねんトレ」のみでした。
もしもあのとき
「赤ちゃんの隣で眠りながら夜泣きを改善する方法」を
知っていれば
「泣かせるねんトレ」の前にできることの知識があれば
どんなに気持ちが楽になってたことでしょう
また、ねんトレのメリットを知り
前向きに泣きと向き合うことが出来れば
自らのタイミングで
決断し次のステップに向かうことが
できたと思うのです。
充実した日々
眠ることは生きること
娘が眠るようになると、私もぐっすりと眠れるようになりました。
自分自身の睡眠不足による問題は
深刻に考えてはいませんでしたが
眠れたことで、肩こりがなくなり、外出意欲が湧き
食欲も出るようになりました。
笑顔も増え、自律神経の乱れの改善を身をもって体験しました。
自律神経が整うことの大切さを知った私は、その後の子育ても楽しいと思えるようになり、充実した毎日を送っています。




